法人ETCカードがない時に苦労した思い出話
私が今の会社(中小企業)に入社した頃、車で出張に行く時は、まだ法人用のETCカードがなく、なんと現金で支払ったり、社員個人のETCカードで支払っていた。
出張に必要な経費を事前に会社から仮払いしてもらっている社員は問題ないが、急な出張でそんなことをしている余裕もない場合は、社員の財布から立て替えていた。
現金の持ち合わせがあまりない社員は、個人的なETCカードを使うことで、現金がなくても何とか出張に行っていた。
(そのお金がない社員は、財布に30円ぐらいしかないこともあり、そもそも出張経費とかは関係なく、常にお金がなかったように思える。)
会社の利益だけを考えるなら、高速道路の利用料を少しでも安くするために、割高な現金払いではなく、ETCカードによる支払いをしたほうがよさそうだけれど、社員個人のETCカードだと、プライベートと会社の区別が付きにくく、本当に会社での利用なのかという点も考えなくてはならないことや、経理上の処理が面倒なので、割高な現金払いが長年続いた。
社員の立場としては、現金で支払った方が後のことを考えれば楽であった。
会社の経理担当の立場としても同様であったろうと思う。
しかし、それも昔のこと。
ある日、会社が、
法人ETCカード
を用意してくれた。
このカードのおかげで、社員の立場としては、どこからどこまで車に乗ったのかということさえ申告するだけでよくなり、それまでのように出張経費精算のために、領収書と精算書を提出する面倒な事務作業から解放された。
会社の経理担当の人としても、法人ETCカードで高速道路の代金を簡単に一括管理できるようになったから、仕事の負担が減ったであろう。
出張が滅多にない会社であればあまり気にならないことかもしれない。
私が今の会社に入った頃は、今ほどは出張は多くなく、高速道路も使わなくて済む場所ぐらいにしか行かなかった。
事業規模が大きくなり、出張先が県内から県外の隣県にまで及ぶようになり、間もなく、隣県よりも先の県外にまで車で移動するようになると、法人ETCカードがないと、大変になった。
法人ETCカードを利用することで、業務上の効率アップ、経費削減が見込めるので、高速道路を利用する会社は、法人ETCカードを契約しておいた方がよいと思う。(社員の立場としても、大変楽になる。)
法人ETCカードをお持ちでない方、法人ETCカードの申し込み方法がよくわからない方は、こちらのページより法人ETCカードの申し込み方法をご確認頂けます(もちろん、申し込みもできます)。