ハッブル宇宙望遠鏡がもうすぐ役目を終えるらしい…(ナショナルジオグラフィックチャンネル『宇宙に浮かぶ巨大望遠鏡』を観た感想)
地上から600キロメートル上空に浮かぶハッブル宇宙望遠鏡は、私が子供のころに打ち上げられた。
もう20年以上前の話だ。
宇宙空間に望遠鏡を設置することで、地上の望遠鏡のように大気の揺らぎとか、空中の塵とか、都市の光などを気にすることなく、宇宙観測が行えるようになったことで、宇宙の新たな発見が相次いだ。
1994年の木星へのシューメーカーレビー彗星衝突の模様をハッブル宇宙望遠鏡が観測したニュースなどは、まだ私の中では記憶に新しい。
ナショナルジオグラフィックチャンネルで、当時の天文学者達が大興奮しながら観測している様子を見た時に、この件がもう18年も前のことだったとは、ちょっと信じられなった。もうそんなに時間が経つんだなぁ……。
ハッブル宇宙望遠鏡が宇宙に設置された1990年は、私は13歳だったから、その時からこの望遠鏡がとらえた宇宙の写真には、ただひたすら感動していた。
本日、ナショナルジオグラフィックチャンネルを見て、この望遠鏡が寿命を迎える運命にあり、どうやらそろそろ(今年中?)、大気圏に突入させる予定になっている、ということを初めて知った。
ハッブル宇宙望遠鏡に代わり、2013年頃にジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡という新しい望遠鏡を設置する予定がある、とのことだったが、番組内の科学者の中には、これまで多大なる成果を残したハッブル宇宙望遠鏡ができることならば存続できれば良いのに、と思う人もいて、私も何とか残らないかな、と思った。ハッブル宇宙望遠鏡を修理する費用、その修理をするためには、宇宙飛行士が命がけで宇宙空間で修理をしないといけないこと、などの複雑な事情があるようなので、きっと存続は難しいのだろうけれど……。