SSH接続時にユーザ名を指定する方法

Linuxコンソールでコマンドを叩いて、SSHで他のサーバに接続する時には

ssh -2 接続先サーバ名(IPアドレス等)

のようにする。

この場合はユーザ名を指定していないので、接続元のユーザ名が自動的に使用される。

ユーザ名を指定したい場合は、

ssh -2 指定したいユーザ名@接続先サーバ名(IPアドレス等)

とすればよい。

《例》
[root@nobuneko1 ~]# ssh -2 192.168.2.4 ← ユーザ名を指定しないまま192.168.2.4にSSH接続を試みる。この場合、接続元のユーザ名がrootなので、rootユーザで接続しようとしている。
root@192.168.2.4's password: ←接続先サーバのパスワードの入力を求められる。
Permission denied, please try again. ←「Permission denied」のエラーになる。
root@192.168.2.4's password:

[root@nobuneko1 ~]# ssh -2 root@192.168.2.4 ←rootユーザを指定してSSH接続を試す。
root@192.168.2.4's password: ←接続先サーバのrootユーザのパスワードの入力を求められる。
Permission denied, please try again. ←「Permission denied」のエラーになる。
root@192.168.2.4's password:

[root@nobuneko1 ~]# ssh -2 nobu@192.168.2.4 ←nobuユーザを指定してSSH接続を試す。
nobu@192.168.2.4's password: ←接続先サーバのnobuユーザのパスワードの入力を求められる。
Last login: Tue Aug  9 23:17:48 2011 from 192.168.2.3 ←ログインに成功。
[nobu@nobuneko2 ~]$

接続先のサーバの設定によっては、rootユーザでは接続できない制限がある場合があるので、その場合は何度正しいrootパスワードを入力しても、「Permission denied」となって接続できない。

そのような場合は、接続先サーバに接続できるユーザ名を指定してSSH接続を行う必要がある。

接続先サーバでrootユーザで作業をしたい場合は、接続可能なユーザでSSH接続ができた後で、su -でrootユーザに昇格すればよい。

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