5年前に発売されたWILLCOM W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーに機種を変更した

今年の3月、私が3年半ほど愛用していたW-ZERO3 [es] WS007SHに通話中の音声が全く聞こえなくなるという故障が発生した。イヤホンを差すと聞こえることに気づいたのだが、それだとかなり不便なので、やがて、前の会社の同僚Bさんに以前もらったW-ZERO3 [es] WS007SHにSIMを差し替えて利用するようになった。

しかし、間もなく、BさんにもらったW-ZERO3 [es] WS007SHは、通話中の音声がかなり小さいことに気づいた。外にいると、妻との会話がほとんど聴こえないぐらい小さな音だ。

私が長年使っていたW-ZERO3 [es] WS007SHを修理することも考えたが、それは高くつくだろと思い、そのお金を支払うぐらいであれば、機種変更をしようと思った。

私が欲しい機種は、QWERTY配列のキーボードが付いていることが条件だ。

本当は、OSがウィンドウズである方が嬉しいのだが、その条件よりもQWERTY配列のキーボードがあることが優先する。だが、そんなQWERTY配列のキーボードが付いている機種は、3年前に発売されたW-ZERO3シリーズの「WILLCOM 03」が最後だ。1年前に発売されたHYBRID W-ZERO3はQWERTY配列のキーボードがないので、この機種は私としては購入対象外となる。

探し始めてすぐに分かったのだが、「WILLCOM 03」は、たぶん、入手できないであろう、ということ。

そして、「WILLCOM 03」に限らず、W-ZERO3シリーズの端末はどの機種であっても、在庫を探すのが困難である、ということが分かった。

仕方なく、QWERTY配列のキーボードという条件を外すことにした。

HYBRID W-ZERO3は、在庫を探すのが困難であるため、すぐに探すのを諦めた。

そうすると、最近少し話題になっているDELL StreakというアンドロイドOS搭載のタブレット型端末が気になってきた。

もうこれでもいいかな、と思って一瞬契約をしようかと思ったのだが、大きな落とし穴があった。

ウィルコムのホームページを見てみると、

「DELL StreakではソフトバンクモバイルのEメールアドレスのご利用となります。」

とあった。

ウィルコムのEメールアドレスじゃないと意味がないんだけれど...。

調べた結果、残念ながら、今のウィルコムには、機種変更しようにも欲しい機種は数年前に発売されたものであり、それらは普通在庫がなく、店頭に並んでいる機種は、私がお金を払ってまで欲しいものはない、ということが分かった。

もう、この調子であれば、070からのPHSの電話番号さえ変更にならないのであれば、PHSを解約して携帯電話に機種変更をしたい...。

さて、どうしよう、と思った時、大阪のソフマップでW-ZERO3の初代「WILLCOM W-ZERO3 WS003SH(B)ブラック」(2005年12月発売の機種)の新品を見つけてしまった。2年縛りで良いのであれば、実質0円で契約できそうだった。

妻とも相談した結果、2年縛りで契約した場合、これからの2年の間に良い機種が出た際にアホらしい気持ちになりそうだったので、店頭での契約は諦めた。(一括購入だと5万円もするようなので、唖然とした。在庫として売れ残っているのに、高いなぁ。)

その後、悶々としていると、妻が「WILLCOM W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバー」(2006年3月発売)の新品がヤフオクで出品されているのを見つけてくれた。即決価格(すぐ落札できる価格)が何と7000円だった。

W-ZERO3 WS003SH(S) は5年前の機種であり、今まで使っていたW-ZERO3 [es] WS007SHよりも機能的に劣る部分があり、この機種に変更することは、ダウングレードになることを意味するという機能面での不安、そして、「新品」ということだが、ヤフオクで電話機を購入するのは大丈夫なのだろうか、と購入ルートでの不安はあったが、この機会を逃すと次に入手できるのがいつになるのか分からなかったので、妻にお願いして即決価格で落札してもらった。

落札したW-ZERO3 WS003SH(S)は、本日(8月20日)に届いた。

WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーの箱 WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーの箱。
(撮影:23時37分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーの箱の中身1 箱の中を開くと、左側に簡易説明書、右側にW-ZERO3 WS003SH(S)本体、という配置だった。
(撮影:23時38分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーの箱の中身2

簡易説明書をの下には、充電用のACアダプタがあった。W-ZERO3 [es] WS007SHのものと比べると大きい。

箱の左上には、SIM用の白い箱があった。ヤフオクで落札する前から分かっていたことだが、中身は空だった。

(撮影:23時38分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーの箱の中身3 ACアダプタと本体を載せていたダンボール紙を取り外すと、W-ZERO3 WS003SH(S)本体を収納するケースがあった。
(撮影:23時39分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバーの箱の中身4

箱の中身。

(撮影:23時40分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)本体 W-ZERO3 WS003SH(S)本体。
(撮影:23時41分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(左側)

W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(左側)。

後継機種であるW-ZERO3 [es] WS007SHには存在しない、カメラのシャッターボタンが付いているのが嬉しい。

(撮影:23時41分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(下側) W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(下側)。
(撮影:23時41分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(右側)

W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(右側)。

左から、イヤホン差込口、画面の縦横切り替えボタン、音量調節ボタン。

(撮影:23時41分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(上側) W-ZERO3 WS003SH(S)本体側面(上側)。
(撮影:23時41分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)本体背面

W-ZERO3 WS003SH(S)本体背面。

カメラのレンズ部分が銀色の丸い円盤になっており、円盤の上には「1.3MEGA PIXEL CAMERA」と刻印されている。

W-ZERO3 [es] WS007SHよりも高級感があるし、格好いいのだが、W-ZERO3 [es] WS007SHには搭載されているマクロ撮影機能はない。マクロ撮影機能をよく使う私には、この点は非常に残念。

(撮影:23時42分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)のキーボード

W-ZERO3 WS003SH(S)のキーボード。

W-ZERO3 [es] WS007SHよりも1つ1つのキーが大きくてタイプしやすい。

(撮影:23時42分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面(キーボードあり)1 W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面(キーボードあり)(手前がキーボード)。
(撮影:23時43分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面(キーボードあり)2 W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面(キーボードあり)(手前がモニタ)。
(撮影:23時43分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面よりバッテリーカバーを取り外した写真1

W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面よりバッテリーカバーを取り外す。

バッテリーが入っていることを確認する。

※ヤフオク出品者が通電確認のため、バッテリーは装着して試験をした、とのこと。

(撮影:23時46分)
WILLCOM SHARP W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面よりバッテリーカバーを取り外した写真2

W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面からバッテリを外すと、黒いシールが貼ってあり、「シャープ株式会社(MADE IN JAPAN)」と印字されていた。

バッテリ(リチウムイオン充電池)には、「シャープ株式会社(MADE IN CHINA)」と印字されていた。

(撮影:23時47分)
W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面のSIMカード差込口

W-ZERO3 WS003SH(S)の本体背面には、SIMカードの差込口もある。

(撮影:23時48分)
W-ZERO3 WS003SH(S)のACアダプタ

W-ZERO3 WS003SH(S)のACアダプタ。

シールに印字された情報によると、「SHARP AC ADAPTER EA-75」は「シャープ株式会社 中国製」とのこと。

バッテリも中国製だったので、電源関連は中国製に統一し、本体は日本製、ということのようだ。

(撮影:23時50分)
W-ZERO3 WS003SH(S)の電源投入時 W-ZERO3 WS003SH(S)の本体にACアダプタを差した状態で電源ボタンを押して電源を入れてみると、「WILLCOM」のロゴ画面が起動した。
(撮影:23時57分)
W-ZERO3 WS003SH(S)の電源投入後の日時「2006年1月1日0時0分」

「2006年1月1日0時0分」の日時で起動した。

W-ZERO3 WS003SH(S)の本体の発売が2006年3月なので、この日時で起動するのは当然のことだろうが、今が2011年8月なので、発売されてから5年も経過している、という事実を再確認するきっかけになった。

(撮影:23時58分)
W-ZERO3 [es] WS007SH(写真左)とW-ZERO3 WS003SH(写真右)

今日まで使用していたW-ZERO3 [es] WS007SH(写真左)と今日から使用を開始するW-ZERO3 WS003SH(写真右)を並べてみた。

W-ZERO3 [es] WS007SHは電話機型、W-ZERO3 WS003SHはスマートフォン型という使用目的に合わせた形状の相違を考えると、楽しくなる。

(撮影:23時59分)
W-SIM「RX420IN」とW-ZERO3 WS003SH(S)

W-ZERO3 WS003SH(S)は、このままでは電話機として動作しないので、いったん電源を切り、SIM(シム)を装着することにした。

SIM(写真左)は、今まで使用してきたW-ZERO3 [es] WS007SHのSIMであり、netindex(ネットインデックス)製のRX420INというW-SIMだ。

(撮影:23時59分)
W-ZERO3 WS003SH(S)本体に装着されたSIM W-ZERO3 WS003SH(S)本体にSIMを装着する。
(撮影:00時00分)
W-ZERO3 WS003SH(S)の「オンライン サインアップ画面 SIMを入れてから、W-ZERO3 WS003SH(S)の電源を再度投入し、ウィルコムの「オンライン サインアップ」を終了すると、W-ZERO3 WS003SH(S)で電話およびウィルコムのメールが問題なく使用できるようになった。
(撮影:00時02分)
W-ZERO3 WS003SH(S)のバージョン情報1

W-ZERO3 WS003SH(S)本体のWindowsボタンより、[設定]→[システム]→[バージョン情報]でバージョンを確認すると以下の情報を確認できた。

Microsoft(R) Windows Mobile(TM) 5.0
OS 5.1.70 (Build 14406.1.1.1)
(C) 1996-2005 Microsoft Corporation.
All rights reserverd.
この製品は日本国著作権法および国際条約により保護されています。
プロセッサ:ARM PXA270
メモリ:49.85MB
拡張スロット:未使用

W-ZERO3 WS003SH(S)のバージョン情報2

(撮影:00時07分)

携帯電話会社が最新のWindows Phoneを販売しようとしているご時世に、新品とは言え、5年前のWindows Mobile機を購入したPHSユーザである私。それを考えると、少し虚しい気分になるが、それでも、今さらとはいえ、5年前に発売された「WILLCOM W-ZERO3 WS003SH(S) シャンパンシルバー」を今回新品で購入できたこと、SIMを差し替えるだけで、使用機種をこの機種に変更できたことは、大変嬉しい。

不満点は、今のところ

  • カメラのマクロ撮影機能がない
  • 通話中の音声が小さくて、屋外だと聞き取り難い

という2点のみだ。

  • 画面が大きいこと
  • カメラ専用のボタン「シャッターボタン」が付いていること
  • キーボードのキーが大きくなったこと
  • バッテリパックを外してもW-ZERO3 [es] WS007SHのように日時がリセットされなかったこと

など、後継機種であるW-ZERO3 [es] WS007SHよりも使い勝手が良い部分もある。

さすが、名機といったところだろうか。大事にしたい。

もちろん、ウィルコムが今年(2011年)、あるいは来年(2012年)に私が欲しくなる新機種が発売されたとしたら、それに機種を変更することもあるかもしれない。

そのようなことが起きると、いいなあ。

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