皆既日食を眺める (大分県宇佐市大字法鏡寺500)

国道10号の道を車で北九州に向かってひたすら走っていると、朝5時から(途中でフェリーで休めたとは言え)合計5時間ほどは運転しっ放しで疲れてきたので、少し休憩ついでに(というのは何か都合のいい口実だが)、日本としては本日46年ぶりに到来するという皆既日食を眺めることにした。

大分県宇佐市のスーパー大栄、ミスターマックス(MrMax)などが立ち並ぶ駐車場から空を眺める。
(日食を見たあと、同敷地内のマクドナルド宇佐メルクス店で少し早い昼食をとった)。

駐車場には先客の家族連れが一眼レフカメラでバシバシ写真を撮っていて、見ているとうらやましくなった。私も一眼レフ、せめてコンパクトデジカメを用意したかった。・・・私は小休止を兼ねてちょっと見てみるだけなので、PHS(W-ZERO3[es])で何とか撮影することにする。

大分県宇佐市大字法鏡寺500付近から眺めた皆既日食の写真

曇り空だったが、この場所から見える雲は雨雲ではなく、薄い靄(もや)のような雲で、所々空が見えていた。その微妙な隙間にうまい具合に太陽が現れ、右側が大きく欠けた三日月のような太陽を見ることができた。
※左の写真中央の大きな光は、太陽の光がPHSのカメラでは綺麗に撮ることができなくてぼんやりと広がってしまったものだ。この光の右上のほぼ点のように写っているのが、日食中の太陽の姿だ(左下の写真が、その写真を拡大した写真)。

大分県宇佐市大字法鏡寺500付近から眺めた皆既日食の写真(拡大写真)
(撮影:11時2分)

本当は目にはよくないらしいのだが、肉眼でちらちらと見てしまった。写真では太陽は薄ぼんやりとしか写っていないが、実際には目が痛くなるほどの力強い輝きを放っていた。美しい日食をこの目でしっかりと見ることができ、とても感動した。

次に日食を見ることができるのは26年後らしい。私がもしその頃生きていたら、58歳か。その頃、どうなんだろう・・・分からない。今日見ておいて大変良かったことは、間違いないと思う。

昼食後、車での移動を再開したのだが、福岡県に入ってからも車の中ではまだ(愛媛に放送局がある)南海放送ラジオが聞こえていた。そのラジオでは皆既日食を見たという視聴者からのメッセージが紹介されていたので、出発前に曇天だった松山でもどうやら皆既日食を何とか眺めることができたようだ。

しかし、自宅にいた私の妻はどうもうっかりしていたらしく、皆既日食を見るのを忘れてひどく残念がっていた・・・。

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キャンセル待ちで国道九四フェリーに乗船 (愛媛県西宇和郡伊方町三崎2000)

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