JR上野駅と北千住駅で常磐線各駅停車最終便への乗換案内が異なって混乱した珍しい経験
本日、深夜0時53分頃にJR上野駅に停車していた常磐線快速電車は11番線、12番線にそれぞれあった。
11番線の電車は我孫子行き、12番線の電車は松戸行。
我孫子行きの電車は本来は0時34分発で出発が遅れているというアナウンスが流れていた。
それだけなら日常的によくあることだったが、今日は私にとっては、初めてのことが起きた。
続くアナウンスで、松戸行きの電車に乗っても、北千住駅での各駅停車の電車には接続がない、乗り換えができない、ということが分かった。
各駅停車の電車に乗り換える必要がある人は、12番線の電車から11番線の電車に乗り換えてくださいとのこと。
駅の構内アナウンスだけでは不十分と感じたのか、駅員さんが12番線の車両内を歩いて、乗客達に声をかけて回っていた。
乗り換えなかった人達は、快速電車の途中停車駅で降りる人達ばかりであろうと思いたい。
常磐線快速電車最終便が北千住駅で各駅停車の電車に接続できない場合があるということは、私としては初めての経験であった。
もし、イヤフォンで音楽を聴いてぼーっとしていたりしたら、アナウンスを聞き逃して、いつものように12番線の電車に乗ってしまい、北千住駅で降りて「あれ?常磐線各駅停車に乗り換えられないの?」となって、途方にくれていたかもしれない。
さて、その後、午前1時10分頃には、北千住駅の各駅停車に乗り換えることができた。
乗客が全員電車に乗ったのに、電車がなかなか出発しない。
しばらくすると、驚きの車内アナウンスが流れた。
「この電車は、遅れております常磐線快速電車の接続を待って出発致します。ただいま、松戸行の快速電車が上野駅を出発したとのことです」
駅員さんが目の前にいたら、「松戸行の常磐線快速電車最終便は、北千住駅で接続しないというアナウンスが上野駅で流れていたのですが」と。
目の前にいないので、そんなことは言わずに、幸いにも電車の中の座席に座ることができていたので、座って出発を待つ。
もしかしたら、接続しないのを接続する方針に変えたのかなあ、などと思いながら。
待つこと約8分。
「お待たせしました。この電車、快速電車との接続はせずに発車することに致しました」との車内アナウンスが流れ、電車の扉が閉まり、電車が出発した。
8分ほど無駄に停車していたことには触れられないのかと思っていると、きちんと車内アナウンスがあった。
「快速電車が大幅に遅れているため、この電車は快速電車との接続を取らずに出発することに致しました。この電車は、北千住駅を14分遅れで出発しています」
駅員さんの日常的な感覚でも、常磐線快速電車の最終便・松戸行と常磐線各駅停車最終便・松戸行きは、快速電車が遅延しても見捨てたりせず、接続する方針が普通であることが、今日の混乱ぶりでよく分かった。
今日は例外中の例外が起きたのであろう。
早く帰りたかったが、滅多にできない経験ができたので、良かったかもしれない、と思うことにした。