送電の確認を必要とする場所に電車が止まってから動くまでの流れ(2015年11月14日、金町駅直前の例)
18時46分頃だったと思うが、亀有駅を発車した電車が間もなく金町駅に到着するという車内アナウンスが終わったぐらいのタイミングだっただろうか。
他の電車からの緊急連絡が入ったとかで、電車が止まった。
男性車掌さんが申し訳そうな声で、電車停止のお詫びを告げる。
さらに、「ただいま、電車が、送電の確認を必要とする場所に止まりましたので、発車までの確認に時間がかかっております」というあまり聞かないアナウンスが流れた。
会社の同僚から、このアナウンスが最近流れた時、何十分も待って、結果的に会社を2時間ぐらい遅刻したと聞いていたような記憶があるので、少し覚悟をした。
歩き疲れていたので、座りたかったが、座席は一杯なので、立っているしかなかい。
朝の通勤ラッシュのような超満員電車ではないし、私の体調が悪いのは相変わらずだか、幸いにもトイレを我慢している状況でもなかったので、スマートフォンのバッテリーも十分あるし、そもそも今日は休みだし、のんびり待つことにした。
突然、ブツッと音がして、一部の明かりのみ残して電車内の明かりが消えた。
初めて目撃する光景にやや驚くが、私以外の乗客は誰も驚いてないように見え、乗客達の中には、あからさまにうんざりした声を上げている人もいたが、ほとんどが、寝ているか、電車が動いている時と同様にスマートフォンなどで思い思いの時間を過ごして平然としていた。
「車内確認のため、予備灯以外の電気が消えた状態になります。」という車掌さんのアナウンスが遅れて流れてきて、私も一安心。
意図的に電気を消したのであれば、事故ではないから安心だ。
その後、1分もすれば車内の明かりは全てついた。
「ただいま、電車が、送電の確認を必要とする場所に止まっておりますので、電車を送電の確認を必要としない場所まで動かします。車内が揺れますので、お立ちの方は手すりなどにおつかまりください」という車掌さんのアナウンスが流れ、電車が数メートルか、それ以上か、少し動いた。
動いた距離の短さを考えると本当に微妙な位置に止まったのだなあ、と思った。
「ただいま、電車を送電の確認を必要とする場所の外に移動しました。乗務員による発車の準備を行っています。車外には絶対に降りないようにお願いします」という車掌さんのアナウンスが流れ、さらに安心。
「乗務員による確認が終了しましたので間もなく運転を再開します」という車掌さんのアナウンスが流れ、電車は動き出した。
18時46分頃に止まった電車は、18時54分頃には再開した。
金町駅には、1分後には到着した。
急いでいた人にとっては、約10分ほどの時間を失ったことになるが、車掌さんの対応などが良かったし、復旧までの時間も短かったので、私はほとんど気にならなかった。
(結局、他の電車からの緊急停止連絡が何だったのかは分からずじまいだった。)
もちろん、急いでいる時や満員電車の時にこのようなトラブルが起きると、いくら車掌さんの対応がよくても、しんどいと思うので、なるべく、このようなトラブルは起きてほしくないと思った。