CentOS 5起動時にPostfixサービスも自動起動にする設定

CentOS 5(Linux)を再起動した時に、Postfixが自動起動にならない場合がある。

OS再起動を実施する前までPostfixを起動していた場合、OS再起動後にコマンドで起動状態を確認すると、以下のようになる。

# /etc/rc.d/init.d/postfix status
master が停止していますが PID ファイルが残っています

chkconfigコマンドで起動状態を確認する。

# chkconfig --list postfix

すると、以下のエラーメッセージが表示される。

サービス postfix は chkconfig をサポートしますが実行レベルで参照されていません (run 'chkconfig --add postfix')

エラーメッセージに記載されているように、「chkconfig --add」でpostfixを自動起動対象に加えてみる。

# chkconfig --add postfix

これで、chkconfigコマンドで起動状態を確認できるようになった。

# chkconfig --list postfix
postfix         0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

次回OSを再起動した際には、これでPostfixも自動起動されるはずだ。

※上記の設定は、次回のOS再起動時にPostfixを自動起動する設定となるため、この設定を行っただけでは、自動起動しなかったPostfixは起動できていない。設定が正しく行われたことを確かめるために、OSを再起動してPostfixが自動起動することを確かめた方が良いが、OSの再起動が気軽にできない事情がある場合は、以下のコマンドで手動で起動する。

# /etc/rc.d/init.d/postfix start

起動に成功すれば、以下のようなメッセージが表示される。

postfix を起動中:                                          [  OK  ]

<まとめ>
CentOS 5起動時にPostfixサービスも自動起動する設定にするには、以下のコマンドを実行する。

ckconfig --add postfix

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