アルクビエレ航法とは…(ナショナルジオグラフィックチャンネル『ザ・宇宙 〜神秘と驚異〜 宇宙のスピード』を観た感想)
ナショナルジオグラフィックチャンネル『ザ・宇宙 〜神秘と驚異〜 宇宙のスピード』の番組で一番興味深かったのが、アルクビエレ航法の話だ。
アルクビエレ航法という用語は、実は初めて聞いたのだが、同番組によると、アルクビエレ航法とは、「ワープ航法とも呼ばれる移動法の理論」で、「(宇宙船の)後ろに空間を作って膨張させ、前の空間を縮めれば空間が運んでくれる」、「自分自身(宇宙船)が動くのではなく空間に運んでもらう」ことにより、光速を超えて遠距離に移動することを実現する理論のようだった。
この理論を説明する分かりやすい例として、動く歩道の映像があった。自分自身は動かないが、動く歩道が時速16キロメートルで動いていると、周りの風景は時速16キロメートルで動いているように見える、という例えは、たしかに分かりやすかった。
その他にも、この番組では、太陽や地球が時空を歪めるイメージを分かりやすく説明してくれていた。
この番組を見たら、今までよく分からなかった
- 質量により時空が歪む
- 宇宙船のスピードが光速に近づくにつれて船内の時間の進み方が遅くなり、光速になると時間が停止する
といった理論がよく分かったような気がした。