401歳になった松山城 (愛媛県松山市)

2003年1月15日(水曜日)

松山城(愛媛県松山市)は、今日15日で築城401年を迎えた。この日はロープウェイ・リフトの運賃、天守閣入場料が無料となったのだが、天守閣の入場は16時までだった。16時10分にロープウェイ・リフト乗り場についた僕は、愕然とした。しかし、せっかくここまで来たのだから、と思って松山城には登ることにした。ただし、もう急いでも仕方がない、と思ったので、ロープウェイ・リフトを使わないで徒歩で登ることにした。

15分も歩くと筒井門に到着した。1ヶ月ぶりに登った松山城の登山道は息切れして死にそうになるほどきつかった。
筒井門の前で夏目漱石の小説『坊っちゃん』の登場人物—坊っちゃん、マドンナ、巡査たちが出迎えてくれた。(この人たちは、街角案内人と呼ばれている)。築城401年を記念してか、今日はいつもよりも街角案内人の人数が多かった。ロープウェイ・リフト乗り場にもいたので、今日は道後の方にいる人たちも全て松山城に集まっているのだろう、と思った。
(撮影:16時26分)
天守閣広場にも巡査さんがいた。
「松山城誕生記念日」と書かれたオレンジ色と白色の旗が立ち並んでいた。
平日だけど、意外とお客さんは多いなあと思った。
天守閣入場口まで行ってみると、係りの人が立っていて、訪れる観光客たちに今日の天守閣の入場は終了したことを告げていた。
松山城を徒歩で登ってひどく疲れていたので、天守閣広場の自動販売機でポカリスエットを買った。
(撮影:16時29分)
筒井門まで下って、門の前の小広場のベンチに腰掛けながらポカリスエットを飲んだ。
坊っちゃんたちはもういなかった。5時で仕事が終わるからもう降りたのだろう。
南東の方向に石鎚山が見えた。普段は霞がかかっていて見えないことが多いのだが、今日はくっきりと綺麗に見えた。(ちなみに、僕の家もこの方角)。
(撮影:16時39分)
石鎚山(いしづちやま)を持ってきていた双眼鏡で眺めたり、デジカメで撮ったりした。
松山は滅多に雪が降らないけれど、石鎚山はすっかり雪化粧をしていた。
標高1981メートルもあれば当然かな・・・。
(撮影:16時51分)
西に目を転じて、遠く九州を臨む瀬戸内海に夕日が沈んでいく様子をゆっくりと眺めた。
(撮影:17時2分)
夕日が沈みきる前に、下山することにした。ロープウェイ・リフトの運行は既に止まっていたので、徒歩で降りた。また、桜が咲く頃に松山城に登ろうかと思う。
(撮影:17時7分)

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