| ネット上の擬似家族の「お父さん」が殺され、その犯人を警察が追い詰めていくお話。話の半分まで読むと、誰が犯人かが私には分かったが、これは作者が意図的に読者に分かるようにしていたのかもしれない。ネット上の擬似家族とか出てきますが、インターネットの用語を知っていなくても読めます。 |
宮部みゆきの最近のブログ記事
| この本には、表題作他「朽ちてゆくまで」「燔祭(はんさい)」の計3編が収録されている。どの主人公も女性で、それぞれ超能力を有している。「燔祭(はんさい)」には、青木淳子が登場する。この話の続編として「クロスファイア」が書かれている。青木淳子ファンには必読です。 |
| 青木淳子(あおきじゅんこ)(25、6歳)が主人公。悲しい、孤独に満ちた青木淳子の物語です。―――青木淳子は超能力者で、パイロキネシス(念力放火能カ)という能力を持っている。その超能力ゆえに、青木淳子は自らを「装填された銃」と呼び、制裁すべき対象を探しながら質素な生活を送っていた。そんなある日、廃工場で「放射」を行っていると、偶然、凶悪な若者達と遭遇する。そして・・・。 |
| 上巻の続き。最後まで読んで、青木淳子の熱狂的なファンになった。あんな目にあっても、許してあげるなんて・・・。もちろん、許すことができたのは、青木淳子の悲壮感・孤独感がそれだけ非常に強かったという裏返しである。この「許した」ことで、青木淳子の悲劇さが一層増した。・・・牧原刑事を除いて、この本に出てくる男性はろくでもない人ばかり。牧原刑事は、Xファイルのモルダー捜査官と生い立ちや性格が似ている。牧原刑事と青木淳子がもう少し早く出会っていたら良かったのに・・・。―――青木淳子はガーディアンと名乗る組織と関わることになる。一方、石津ちかこは青木淳子の行方を追う。そして・・・。 |
| 単なる推理小説ではない。刑事、犯人、被害者、探偵などの財布が事件のナレーションを務める。猫や犬が周りの人間についての感想を語っていくパターンはよく見るけれど、財布が語るというのは初めて見た。私の財布は、現時点(2002年3月)で5年以上(実際は3年ぐらいかも・・・記憶が曖昧)使用しているけれど、持ち主の私に財布がどんな感想を持っているのか大体検討がつく。「物を詰め込みすぎるな」と怒られそう。山口県を去って久しいのに、未だに、山口県のお店のスタンプカードが入っていたりする。整理しなくちゃね・・・。 |