Isaac Asimovの最近のブログ記事

450ページあった。今まで読んだ英語で書かれた本で一番ページ数が多かった。日本語でもこんなにページがあるのは滅多にないかもしれない。アシモフ好きで、原著を揃えていっているが、全部読みきったのはこれが初。今までは邦訳版を読んでいたこともあって、ちょこちょこと読んでいただけだった。だがこれからは全部読もう。さて、今回のも、邦訳版「ファウンデーションの彼方へ」(早川書房『銀河帝国興亡史』4、1996年第2刷、岡部宏之訳)で以前に読んでいたが、やはり原著で読むと面白さが格段に増した。ファウンデーションシリーズの中でも、何故この原著から読んだかと言うと、それはこの本の主人公であるGolan Trevizeが好きだから。Trevizeの直観力、行動力、人柄どれをとってもよい。実を言うと、私は、Trevizeに憧れており、Trevizeみたいになれたらいいな、と思っている。それと歴史家のJanov Peloratがとても情熱的で非常に好感を持てる。このPeloratとTrevizeとのやりとりも面白い。
《注記》「A Bantam Spectra Book / published by arrangement with Doubleday; Doubleday edition published 1982, Bantam edition / November 1991」を読んだ時の感想。
表題作他3篇が収録されている。「火星人の方法」は、水を地球からの輸入に頼っていた火星が、地球側から水の供給制限を宣告されたことにより展開される物語。その他、「まぬけの餌」は、ジュニアと呼ばれる惑星で謎の死を遂げた植民者達についてその調査を行う若者や科学者達の物語。4つの収録作品は、1952〜54年に雑誌で発表さたものだが、50年経った今でも新鮮なSF作品に感じられた。
アイザックアシモフの新刊(洋書)が出る。Amazonで確認したところ、2006年3月7日の発売予定だった。SF物の短編が収録されているようだ。読んでみたいなぁ。



  • 著者:Isaac Asimov
  • 原題:NIGHTFALL ONE
アシモフの短編集。収録作品は以下の通り。
  • 夜来たる(Nightfall)・・・二千年に一度しか夜が訪れない惑星に夜がやって来る時、惑星中の人々がパニックになる様子を描いたお話。天文学者、宗教、心理学など様々な観点から「夜」について説明を試みているのが面白い。
  • 緑の斑点(Green Pathces)・・・ある惑星では、生物の「目」がなく、代わりに緑色の斑点がある。その惑星に降り立った地球人の女性が宿した赤ん坊の目も緑色になる。・・・全ての生物が緑色の斑点を持ったらこの小説の設定だと本当に争いごとはなくなるのかもしれないが、他の生物に体を支配されたり、意識を共有したりするのは怖い。
  • ホステス(Hostess)・・・地球のある生物学者の女性は、異星から来た客人を自分の家でおもてなしをすることになるが警察官の夫に反対される。しかし結局は、家に招待することになるが、異星人と夫の間で惑星間戦争に発展しかねない騒動が起きる。そのような騒動を見ていて、生物学者の女性は、夫がなぜ自分のような人と結婚してくれたのだろう、と思っていた疑問についての答えを知ってしまう。・・・悲しいお話だ。
  • 人間培養中(Breeds There a Man...?)・・・米ソ対決で核戦争の危機が高まる中、原爆の破壊を防ぐための「力場」を開発できそうな人物はたった一人しかいなかった。そして、その科学者に連絡を取ったが、その科学者は、この世界は「実験者」達によって作られた物で、人類はやがて滅亡してしまう、とおびえていた。・・・原爆を防ぐ力場が完成した後、この小説の世界がどのような未来になっていくのかが気になった。
  • C-シュート(C-Chute)・・・異星人に宇宙船を占拠された地球人達。なんとか地球に戻るための手段はないものかと、罵詈雑言を飛び交わせながらみんなで知恵を出し合ったところ、みんなから馬鹿にされていた一人の男が自己犠牲的な作戦を披露し、自らが作戦遂行者として志願する。志願した理由(=オチ)がまた面白い。
それぞれの作品にアシモフ自身が数ページの解説を付けてくれているので嬉しい。

2011年9月

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