雨上がりの雨滝ほたるの里で1匹の蛍をじっくりと鑑賞

2018年6月10日(日曜日)の19時前。
日はまだ暮れておらず、あたりは明るいけれど、強い雨が降っていた。
芋屋金次郎桑原店の駐車場から車を出す前に、次の目的地をどこにしようかと妻と協議する。

「竹山荘ででも見に行こうか」
「雨でもは飛んでるかな」

ほぼ毎年、が飛ぶシーズンである6月になると、家族で竹山荘周辺を飛ぶを見に行っている。
妻が竹山荘に電話をかけて確認したところ、雨が激しいので今夜はは期待できないことが分かった。

芋屋金次郎桑原店が閉店する19時が近づいていたので、店の駐車場から車を出す。

今日はは諦めるしかない、とその時は思っていた。
すぐ近くの媛彦温泉にでも行って、媛彦温泉のレストランで食事をして温泉に入ってから帰宅することになるのかな。
媛彦温泉に到着し、入浴券付きの夕食を頂こうと思って2日ほど前にリニューアルオープンしたばかりという「あまねく食堂」に入ろうとすると、食堂前に行列ができていた。
店のスタッフに聞くと、1時間ぐらい待つかもしれない、ということ。

待つのが面倒だな、と思ったので媛彦温泉は諦めることになった。
妻と再び、次にどこに行くかどうかを協議。

「鷹ノ子温泉にでも行く?今までに1回ぐらいしか行ったことないよね」

妻の提案を受け入れ、媛彦温泉から鷹ノ子温泉(たかのこの湯)に向かう。
旧国道11号を走っていると、ふと思いついた。

「このままずっと走って、東温市にまで行って、少し前にリニューアルしたらしいさくらの湯にまで行ってみる?」
「それだったら、ついでにを見に行ってみる?去年行ったところ。飛んでるかは分からないけど」
「分かった」

去年、愛媛県東温市河之内にある雨滝のほたるの里を見に行き、蛍がたくさん飛んでいたことを思い出した。
今日は雨が降っているけれど、は飛んでいるだろうか。
行ってみることにした。

1年前に1度行ったきりであったが、道は覚えていた。
桜三里に入る前に、右折できる道がある。
頭上に目立つ大きな道路標識があり、国道494号へのルートが書かれているから、道路名さえ覚えていれば見過ごすこともない。

昨年駐車場として利用した場所は、今夜も空いていた。
車を停めて外に出る。

雨は止みかけていたが、傘は差した方がよさそうだった。
傘を持って車から出ていると、妻と娘が騒いでいた。

、飛んでる」

駐車場の隣の道路を1匹のが弱々しい光で飛んでいた。
は道路の上に着地し、妻と娘がの動きに合わせて身をかがめてを見下ろしていた。

1年ぶりに見るであるため、妻と娘は興奮してを眺めていた。
妻と娘は元気であるが、は元気がないな。
そろそろ寿命なのだろうか。

雨滝ほたるの里の駐車場前の道路(写真撮影日時:2018年6月10日20時6分)
雨滝ほたるの里の駐車場前の道路(写真撮影日時:2018年6月10日20時6分)。

写真の右下で光るのは妻のスマートフォンの画面。
道路の上にいるをスマートフォンのカメラで撮影しようとしているとようであった。

雨滝ほたるの里の鑑賞スポットへの下り道(写真撮影日時:2018年6月10日20時11分)
雨滝ほたるの里の鑑賞スポットへの下り道(写真撮影日時:2018年6月10日20時11分)。

暗い道の左右にはLEDランタンと思われる照明器具が設置されており、道沿いに並んで淡い光を放つ灯りが人工的とは言え、美しいと感じる。

灯りがあるおかげで、暗い夜道でも懐中電灯を持っていなくても歩くことができる。
この灯りがなかったら、懐中電灯なしで歩くのはかなり危ないと思う。

道を下っていくと、の鑑賞スポットとなっている川にたどりつく。
川の上、川向こうの木々の前をが飛んでいる。

数は、多くない。
合計すると、十数匹程度だろうか。

去年見た時は、何十匹ものが飛んでいたので、今日は圧倒的に少ない。
やはり、雨が降っている時は、はほとんど飛ばないようである。

を鑑賞しているうちに、雨は止んだ。
雨が止んだからと言って、隠れていたがぶわーっと突然大量に現れるというようなことはなかった。

を十数匹でも鑑賞できたことは幸運だったと思うことにして、元来た道を戻る。
下ってきた道を上っていると、が飛んでいることに気づいた。

雨滝ほたるの里の蛍の光跡(写真撮影日時:2018年6月10日20時22分)
雨滝ほたるの里のの光跡(写真撮影日時:2018年6月10日20時22分)。

傘を開き、が飛んで行く方向に、傘の裏側(内側)を向けておくと、が傘の裏側に着地してくれる。
をじっくりと間近で観察する。

雨滝ほたるの里の蛍が傘の裏地に止まって光る様子(写真撮影日時:2018年6月10日20時26分)
雨滝ほたるの里の蛍が傘の裏地に止まって光る様子(写真撮影日時:2018年6月10日20時26分)。

傘の裏側には、合計で2匹のが着地してくれた。
1匹目のは、落ち着きがなく、すぐに飛び去った。
2匹目のは、のんびりとしていて、どこにも行かなかった。

妻は、猫にたとえた。

1匹目のは、ドラ。
2匹目のは、ゆきお。

ゆきおについては、我が家の飼い猫として、当ブログでもよく登場する猫である。
ドラについては、いつかまた話したい。

妻は、2匹目のについて、愛おしそうに言った。

「この子は、まるでゆきおみたいな性格やね。落ち着いてる」


雨滝ほたるの里のが傘の裏側の布地に止まって光を放つ動画。

カエルの大合唱を聞きながら、静かに明滅するの光を眺めていると、日々、仕事などで疲れ切った心身が癒されるような気がした。

雨が降っている時、雨が上がった直後だと、あまりは飛んでいないようである。
を観に行く時は、雨が降っていない時が良さそうである。
しかし、今日のように1匹のをじっくりと間近に観るだけでも、楽しいものである。
今日の観賞もまた思い出に残る良いものであった。

《関連リンク》
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