写真集『四国山村風土記 - 寺尾国義写真集』(著者:寺尾国義)を読んだ感想

四国の山村で暮らす人々の生活に焦点をあてた写真集。

段々畑を見下ろすように作られている長方形のプール。
プールが段々畑の上にある光景は、見たことがなかったので、驚いた。
このような見晴らしのいいところにあるプールで泳ぐと気持ちよさそう。
プールの水の透明感が、また美しい。
プールで子供達が元気に泳ぐ様子を見ていると、このような場所にプールを作るのは大変な苦労が伴ったと思われるが、作った人たちは子供達の様子を見て満足していたであろう。
このプールがまだ存在するのであれば、(かつ、私も泳いでいいのであれば)私も泳いでみたいと思った。

その他にも、山村の家屋内の様子(囲炉裏を使っている光景)や結婚式の様子など興味深い写真を色々と見ることができて良かった。
各写真には具体的な撮影時期、撮影場所は明記されていないが、撮影時期は昭和の終わり頃、撮影場所は愛媛県を中心とした四国内といったところだろうか。
巻末に記載されている写真家・秋山亮二氏によると、祭礼の作品として、愛媛県内子町大瀬の大瀬神楽、大洲市の六鹿踊り、高知県仁淀村の秋葉神社祭礼が収録されているようだった。

昭和の終わり頃の山村での生活の様子、祭礼の様子などに興味がある人にとっては、この写真集はとても良いのではないかと思った。

  

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