写真集『それ行け!! 珍バイク HANS KEMP』を見た感想

撮影年がよく分からなかったが、著者のHANS KEMP(ハンス・ケンプ)氏が写真集の冒頭で「2011年8月、サイゴンにて」と記しているので、2011年頃に撮影されたものだろうか。

2011年と言えば、つい最近のことだ。今(2015年)からだと、4年ほど前のこと。

ベトナムの道路にバイクが溢れ返っているイメージは、私が小学生の頃(30年ほど前)からテレビなどで植えつけられていたが、30年も経った今だと、すっかり状況が変わっているのではないかと思っていたが、そうではなかったようだ。

写真集では、以下のような凄い荷物を載せたバイクを見ることができる。

■私が驚いたバイクで運ばれている荷物

・何匹もの豚や犬を閉じ込めた檻

・大人の背丈ほどもある全身鏡(2人乗りで後ろに座っている人が持っている)

・スナザメ

・ドア

もちろん、日本ではこのようなものをバイクで運んでいる光景は見たことがないし、運んでいると警察に捕まりそうだ。

写真集に記載されている情報が正しければ、ホーチミン市では200万台以上のバイクが道路を走っていて、ベトナムのどの家庭にもバイクは最低1台あるということだから、バイクが重要な交通手段・荷物運搬手段であることが分かる。

著者は、ベトナムでの撮影にあたり、著者の友人が運転する「セオム(ベトナムのバイクタクシー)」の後ろに乗ってカメラを持ったとのこと。

走行中のバイクを横から、後ろから、前から、臨場感満載で撮影できているのは、このような撮影手法をとったからだろうが、バイクの後部座席に乗りながら、動くバイクをカメラで撮る技術と勇気は凄いなぁ、と感心した。

ベトナムのバイク、道路、荷物運搬などの事情も何となく分かる写真集で、色々と楽しめる。

見てよかった。



  

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