映画『Transcendence / トランセンデンス』を観た感想

人工知能(AI)を研究する科学者が、人工知能研究を否定するテロリストの凶弾に倒れ、1か月ほどで死に至ることが分かった時、同じ人工知能の研究者でもある妻は、夫が死ぬ前に夫の意識全てをコンピュータにアップロードする。

夫と死に別れることに耐えられず、コンピュータの中で人工知能として、生き続けて欲しいという妻の願いは何とかかなえられるが、人工知能を恐れたテロリストは、人工知能を破壊しようと攻撃を行う。

やがて、政府も事の重大さに気づき、警察、軍隊も人工知能を破壊しようとする。

細かい点を考えると突っ込みどころが多数あるが、その点を気にしだすとこの手の映画は見ることができないので、気にしない方がよい。

あえて書くとすると、以下のような点が気になった。

 

・人工知能のコンピュータを設置した施設にテロリストが攻撃を加える直前まで、夫である人工知能は、通信をするためのソフトをダウンロードしていたようだが、タイミング的に、ダウンロードが終わった瞬間ぐらいに停電になっているから、その瞬間(長くても数秒)にコンピュータ内の全データをインターネット上のどこかにアップロードできたとは考え難い。容量が1MBとかならともかく、詳しい描写はされていないが、たぶん、1000TBとかでも足りないような容量なのでは、と思った。仮に1TBだったとしても、数秒でのアップロードなど不可能では!?とはいえ、近未来では、大容量データを一瞬でアップロードなんて当たり前なのかも!?

・テロリストに命を狙われていて、いつ襲われるかもわからないのに、人工知能のコンピュータのために、新しい大規模なデータセンターを田舎に建設することができたのは何故か。しかも、建設期間が2年間もあり、その間に命を狙われなかったのは何故か。命が狙われていることや、時間的な余裕がないことを考えると、既存のどこかのデータセンターを借りた方が早かったのでは!?

・インターネット上の莫大な数のコンピュータに分散的に自己を保存しなかったのは何故か。

・地球上に散らばったナノマシンは、ウイルスで全滅させられたような描写になっていたが、全滅させられる前に、ウイルス対策ができなかったのか。

・政府や軍隊が本気で人工知能を脅威として認識していたのであれば、人工知能のデータセンターを攻撃する兵器は、もっと強力なものにできたのではないか。たとえば、爆撃機で空から攻撃できるようなものとか。

 

このような突っ込み所を考えながら観ていると、あっという間に最後になった。

映画としては、死に別れる夫婦の純愛ストーリーとも言える。

なかなか面白かった。



  

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