『ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論』(竹内薫【著】、藤井かおり【執筆協力】、松野時緒【漫画】)を読んだ感想

ねこ耳少女の萌えキャラ「あいり」が、男の子と相対性理論や超ひも理論についてお話をするという漫画。

数学や物理の基礎的なことについては、たぶん、全く分かっていなくても楽しめる本。

私がこの本を自宅の和室の床に転がして仕事に行っていると、私のいない時に、私の小学3年生の娘(8歳)がこの本の表紙を見て「面白そうだ」と判断したらしく、勝手に読んでしまっていたことを後で知って驚いた。

「何が書いてたか覚えてる?」と聞いたら、

「コーヒーカップにフォークを差して、ブラックホールの説明をしていた」という回答が返ってきたので、ちゃんと読んでいたことが分かった。

漫画では、ミルクティーの上に張られた膜の上にフォークを上から突き刺し、膜がへこむ様子を比喩として、重い物体が空間をへこませるイメージを説明しており、さらに、膜が破れたらどうなるのか、という質問の回答として、ブラックホールの説明がされていた。

娘は、どうやらこのことを覚えていたようだった。

「他にはどんなことが書いてあった?」と娘に聞くと、「ネコ耳」といった回答だった。

娘に確認を進めると、どうやら本は半分ほどは読んだが、書いていることが分からなかったので途中で読むのをやめてしまったようだった。

漢字の「理論」を「りろん」ではなく「りりん」と誤って読んでいたことも分かったので、そもそも小学3年生には内容的に難しい上に、フリガナが付いていない漫画は読むのは、しんどかったであろう。

娘がもうちょっと大きくなったら(中学生くらい?)、読めるようになるかもなぁ、と思った。 

前へ

『体感する数学』(竹内薫)を読んだ感想

次へ

深夜0時過ぎに缶コーヒーの「サントリーボス 真夜中の微糖」を飲む