アニメ『花咲くいろは』全26話を観終った

母親が恋人と夜逃げするために、娘・松前 緒花(まつまえ おはな)(16歳/高校2年生)は、突然、母親の母親(=緒花の祖母)が経営する旅館・喜翆荘(きっすいそう)に預けられることになった、という話が第一話目から展開され、びっくりした。

このアニメの良い所は、不憫な境遇にあるように思える主人公の緒花が、明るく生きていることだ。

喜翆荘に来たばかりの時は、何もできないが、誰も何も教えてくれないが、自分で何かできることはないかと思って一生懸命頑張る姿が特に良かった。

従業員用の朝ごはんを、緒花が勝手に用意し、皆が美味しそうに食べているシーン。幼稚園以降、母親の代わりに食事を作ってきたという境遇が、緒花の料理の腕を確かなものにしており、他の人々にも緒花のこれまでの苦労と頑張りが分かるシーン。ちょっと感動した。

他の女性キャラクター達も、仕事熱心で良い。

不器用だが板前を目指している鶴来 民子(つるぎ みんこ)、自分を変えたいと思って仲居をする押水 菜子(おしみず なこ)、どちらも途中で投げ出したり、逃げ出したりせず、一生懸命な姿勢が良い。

喜翆荘よりも老舗で規模の大きな旅館の一人娘・和倉 結名(わくら ゆいな)は、旅館の仕事を手伝っていないので(修学旅行の後は手伝っているように見えるが)、仕事熱心というわけではないが、友達思いのところが良い。

しかし、どんなに頑張っていても、経営難、資金難、というものは容赦なくやってくる。

「ぼんぼり祭」の後で喜翆荘を閉じることになり、看板を下ろすシーンは、観ていてつらいものがあった。

いつか、若旦那夫婦達の力で、喜翆荘を復活できると良いなぁ。

この若旦那夫婦も応援したい。

色々と考えさせられる真面目なアニメだった。

7歳の娘と一緒になったが、たぶん、娘にとっても良い勉強になったであろう。

 

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