ナショナルジオグラフィックチャンネル『サイエンス・ワールド2「宇宙移住計画」』

人類が移住可能な地球型惑星を見つけ、そこに「移住」するには、特に、そこに「移動」にするにはどうしたらよいのか、ということをテーマにしたビデオ。

以下のような困難を乗り越えることで宇宙移住が可能になるようだった。

宇宙船の燃料を根本的に変えない限り、移住先の惑星までの移動に何千年もかかってしまう。
→以前は核燃料を使用することも考えられていたが、放射能が人体に与える影響が懸念され、核燃料の使用は見送られているということであった。しかし、最近は、核燃料が使用できないかどうかを再び検討し始めている、ということであった。また、SFの話だけかと思っていたが、何と反物質の利用を真剣に検討しているようだった。しかし、どのような計算をしたのか分からないが、現段階では、ほんのわずかな(1グラム程度)反物質の生成に60兆米ドルもかかる、ということで予算的には現実感がないようであった。

燃料の問題が解決しても、移住先までの移動に何百年もかかるので、移動中に寿命がきて死んでしまう。
→老化遺伝子を突き止め、老化を防止すれば500年は生きられる可能性がある。(何故500年という上限があるかは不明。)
→人間の冬眠を可能にする遺伝子を突き止めようと研究中であり、冬眠ができれば、退屈な移動時間を気にしなくて良いし、代謝によるエネルギー消費も気にしなくてよい。(冬眠した場合に年々生きられるかは不明。)
→若い夫婦を宇宙船に乗せて、宇宙船の中で子孫を増やしてもらい、移住先に到着するのは子孫たちになる、という方法もある。人類が200年存続するには、100名いれば十分とのこと。つまり、50組の夫婦が宇宙船に乗りこめば、200年は存続可能とのこと。(201年以降にどうなるのかは不明。絶滅?)

無重力状態では骨が脆くなり、転んだだけで骨折をしてしまう。
→それを防止するには、遠心力発生装置で人工的に重力を作成し、骨が脆くなることを防ぐ。

放射線から身を守らないと癌になってしまう。
→太陽からの放射線は予測しやすいが、太陽系外からの宇宙放射線は、予測がし難い。とにかく放射線から身を守るための素材を探す、といった研究を続けているようだった。
※アポロ計画で月に移動中の宇宙飛行士達がみた稲光のような閃光は、放射線であることが分かった、という話は衝撃的だった。放射線により白内障になる、という話も出ていたので、宇宙飛行士にとって放射線対策がいかに大切であるかが分かる。

……など興味深いことを色々と学べた。

その他、従来のような空気で人体を加圧するタイプの宇宙服では宇宙船外の修理作業が大変やりづらいので、「第2の皮膚」として皮膚を布みたいなもので締め付けて圧力を加える新宇宙服の開発映像などもあり、面白かった。

  

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