岩代俊明 『PSYREN-サイレン 1』

この漫画を初めて読んだ時の第一印象は、絵柄が古臭くて70〜80年代に連載されている漫画のような気がした。と言っても、当時ジャンプに連載されていた漫画と比べても古臭い気がするので、この古臭さの印象が絵のどの辺りのデザインから感じるのかなどを今後ゆっくりと考えてみたい。
※作者の生まれが1977年らしいので、私と同じ年齢の方のようだ。この辺りの事実は作品の描かれ方を見ていく上で少しは参考になるかも!? 携帯電話が普及しすぎたせいで公衆電話がどんどん撤去されて今では駅とか空港の中でしか見かけなくなってしまった公衆電話。そして、その公衆電話を使うためのテレフォンカード。この漫画では、その公衆電話とテレフォンカードが重要な意味を持つ。携帯電話が一般的ではなかった時代(私が高校生以下の頃・・・Windows 95登場前ぐらいの時代)では、漫画にはよく公衆電話が登場していたが、最近では滅多に見なくなった。だから、古臭い絵柄のこの漫画の中に公衆電話が登場した時は何ともいえない懐かしい気持ちになって嬉しかった。
主人公の夜科アゲハ(よしなあげは)は、PSYREN(サイレン )という謎の世界に行くことができるテレフォンカードを手にし、公衆電話で使ってみる。このことがきっかけとなり、夜科アゲハはPSYREN世界に旅立つことになるが、そこは荒廃した近未来の世界だった。しかもそこでは禁人種(タブー)と呼ばれる怪物達が人を襲い、殺している。何故このような近未来の世界に夜科は招待されたのか、その謎を解き明かす物語・・・。週刊少年ジャンプで連載が始まった時からずっと見ているが、話が面白いので、大変気に入ってしまった。

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