I Am Legend / アイ・アム・レジェンド

狂犬病に似た病気の蔓延により、世界中の人々が死んでしまう。しかし、この病気に何故か免疫のあるロバート・ネビルは生き残り、彼は無人と化したニューヨークでたった一人で生きていく。彼は孤独から逃れるため、あるいは、人類が死滅する前の世界のことを忘れないためからか、自分が利用する無人のDVDショップの店内に客や店員を想定したマネキンを配置し、彼らに話しかけてコミュニケーションをとろうとしたり、おそらく何度も観ていると思われる何のたわいもない録画したニュースを観ることを日課としている。だが、彼はただ漠然と生きているのではなく、人類が死滅した原因となるウイルスのワクチンを作り、人類の再生を図ろうとしていた・・・。

私が世界でたった一人の生存者となったら、たぶん、世界中を旅行しそう。食料品は現地に転がっている缶詰とかで。・・・というような軽い気持ちでこの映画を観たら、この映画の世界に私が住んでいたとしたら、そんな悠長なことはできないのだろうなあ、と思った。
まず、この映画は最初は私の想像通りのややのんびりしたムードで進んでいたのだが、主人公の愛犬のサムがある建物の暗がりの中に飛び込んでいった辺りから大変怖い話となってしまい、最後まで私はびくびくしていた。

さて、この映画は今日の15時10分からフジグラン重信店(愛媛県)の映画館で観た。実は昨夜会社の忘年会があり、忘年会が終わった後に私の父親に車で迎えにきてもらった。妻と娘は昨日の夕方17時半頃に実家に着いており、私達家族3人で私の実家に泊まった。家族3人で実家に泊まるのは初めてだった。娘も楽しそうだったので、今後、実家に泊まる機会が増えるかもしれない。

初めてのことが重なったせいか、今日私の実家で昼食を食べ終わった後にふと思いついた。
「妻と一緒に映画を観に行こう。」
この「I Am Legend」は予告編ムービーを見た時からずっと気になっていたので、この映画を観ることを提案したところ、妻は快く承諾してくれた。映画好きの妻は、映画を久しぶりに観ることができるだけで大変嬉しそうだった。
1歳10ヶ月の娘はちょうどその時寝ていたので、私の両親に任せて私と妻の2人だけでフジグラン重信店の映画館に向かった。

今日のフジグラン重信店はクリスマスシーズンのせいなのか、大変な混雑だった。店の近くだと駐車スペースがまったくなかったので遠くの方の駐車場に初めて車を進めていったが、そこも満車。20分ぐらいは駐車スペースを求めてぐるぐる回る羽目になってしまった。映画の開始には何とか間に合ったので良かった。

映画は内容が怖すぎたので、妻が一緒で助かった。怖がりな私にとっては、あの映画は一人で観るのは辛かっただろう。映画は始終わくわく・ハラハラ(後半はかなりの恐怖)していて面白かったが、オチがあっけなくてイマイチだったので、このオチだけで映画全体の面白さを損ねているような気がして残念だった。

映画が終わった後、実家に電話をかけると、娘が「おかあちゃん、とーたん」と言って泣き喚いていると言われた(たぶん、「とーたん」なんかより、「おかあちゃん」の連呼の方が激しいのだろうけれど)。というわけで、私と妻は急いで帰った。帰ると、娘は即座に機嫌を直した。甘えん坊だなぁ・・・。娘が生まれて以来、初めて映画を見に行けて嬉しかった。泣かなくなったら、もっと映画に行きやすいんだけどなあ(笑)。・・・今、私はこんな平和な日常生活を送っているので、この映画の主人公のように自分以外の人類が死滅してしまったりすると私には耐えられないような気がした。

おすすめ度:★★★☆☆



《備考》
監督:Francis Lawrence

◆キャスト
  • Robert Neville(ロバート・ネビル):Will Smith(ウィル・スミス)

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