司馬遼太郎 『新史 太閤記(下)』


信長が本能寺の変で死んだ後から秀吉が柴田勝家を滅ぼすまでのあたりが一番楽しめた。特に賤ヶ岳の戦が面白く、前田利家と柴田勝家とのやりとりもよかった。その後もしばらく話は続いたが、秀吉の生涯全てが語られているわけではない。秀吉が朝鮮出兵をするあたりの話は省略されている。秀吉が死ぬ話も省略されている。とはいえ、別にそれが不満というわけではない。全部が語られないのは残念だけど、全部がなくても、別に問題はない。十分楽しめた。そういえば、今はNHKの大河ドラマ「利家とまつ」が放送されている(2002年現在)。実はまだ見てない。今度見ようかな・・・。

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村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』

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一条真人 『とってもかんたんTurbolinux7』